|
「重すぎたページの失敗」のくくりで紹介します。
先日、ZDNet/USA で「肥満に悩むWebサイト、まだまだ「要ダイエット」」と題し、興味深い記事が掲載されていました。
本文丸ごと引用したのでは面白くありませんので、アクセス向上大失敗的にレポートしたい思います。
さて、今まで多くの謎に包まれていた、1ページあたりの健康的なサイズはどのくらいだと思いますか?
記事によれば、情報先進国アメリカでは「サイト体重ウォッチャー」と呼ばれる、この手の専門家がいるようで、次のように示しています。
最適なサイズは60KB程度、さらに突っ込んだウォッチャーは「理想的な健康サイズは40KB」と提唱しています。
約150サイト(多分著名なサイト)を対象に体重測定を実施した結果、平均体重は89KBで以前の100KB超級時代からダイエット傾向は続いているとのことでした。
しかし、まだまだ健康体重には程遠い状況だと嘆いています。
ちなみに、アクセス向上大失敗のトップページを測定したところ、index.html(テキスト)ファイルが21KB、ページ内に貼り付けられた画像(カウンターなども含めて)は46KB、合計67KBと判明しました。
やや肥満と言えるのでしょう。
続いて興味深い話が、肥満をお金に換算している点です。(さすが、研究家です!!)
ページロード時間の基本を8秒に置き、待ちきれずにキャンセルされる損失機会を業界全体で換算すると月々3億6200万ドル(日本円で、えぇ〜と...380億円?)にもなるそうです。
※世界規模かアメリカ本国か詳細は判断できませんでした。
体重ウォッチャーが基準値にあげるサイトが Yahoo!(37KB)、Lycos(30KB)←両方とも米国版)で、言わずと知れた超人気サイトです。
この2サイトで月間8,400万人のユニークビジターを集めているそうです。
彼らの考えは非常に厳しく、カタログ販売を中心にしたサイトでも、これに匹敵した体重を要求しています。
そして、以下のような忠告を発しています。
・重くて遅いサイトを作ろうとしているようなら,その欠点も考えたほうがいい
・Webサイトを開発する企業はどこも、1つのページにできるかぎりたくさんの情報を詰め込みたがる
なんらかの限度を設けたほうがいい。
これを逆手に表現すれば、
・必然的に重くなるようなサイトはWebには向かない? または、その見返りが強力でなければ...
・1ページにたくさんの情報量を詰め込まない?
と言うことになります。
(どちらも反論の余地はありますが、何せ相手は情報大国の体重ウォッチャー専門家ですからねぇ〜)
さらに業種・分野別にこう語ってます。
もっとも軽く洗練されているサイトは「オンライン証券」系(平均54KB)
検索エンジン系は平均57KB(もっとも軽いサイトは人気上昇中のGoogle(12KB))
特に「オンライン証券」系の軽さは非常に良く解るような気がします。
インターネット出現以前から、証券業界はコンピュータによるオンライン業務が活発で、応答(レスポンス)時間は3秒以内に!! と言った定説が出来上がっていました。
つまり、歴史的背景から応答時間にこだわる必然性を十分理解していた業種と言えます。
また、この手の同類業種は比較的同じ体重になっているようです。
理由は業種のリーダ的サイトがあり、それを参考(目標)に制作が行われているからだと指摘しています。
しかし、最近はこの壁を打ち破り、超ダイエットページも出現してきているそうです。
中でも驚いたモノで、「書籍/CD/エンターテイメント」系で64KBほどのサイトもあるとか...。
インターネットが普及し、「目のこなれた」ユーザが増える中、本当に必要な情報とは何か?
量・質・快適さ(時間)、既に時間軸を抜きには語れない時期に突入して来たことは間違い無いようです。
<<< トップ << テーマトップ < 前頁 │ 次頁 > 見栄っ張りの失敗 >>
|