最初にライターからメールを頂いたのが、2001年6月7日でした。
発売予定日が6月29日でしたから、案外リードタイムは短いようです。
実際5月末からソフトバンクパブリッシングドメインからのアクセスが断続的にありましたので偵察(査定)期間を含めると現場は1ヶ月で刻んでいるようです。
(月刊誌だから当たり前と言えば、あたりまえ)
他の雑誌と違い、ご丁寧に「企画」の概要説明から「媒体」の概要説明(発行部数、ターゲット層 etc...)まで、親切に説明されていました。
何度かやり取りを行いましたが、とても好感の持てるモノでした。
さて、実際の取材内容ですが、メールによる質問に対し、同じくメールで返答する形式です。
回答内容は紙面の関係から自由に編集頂くことにしました。
かなり要約され掲載されていたようです。
せっかく考えて回答しましたので、ここで全容をご紹介します。
(1)アクセス向上大失敗をはじめたきっかけを教えてください。
企業内のネットワークをはじめ、インターネット/イントラネットなど数々のインフラ構築を手がけてきた関係から、ある程度の技術・ノウハウに裏付けされた自信みたいなものを持っていました。
早速、自分の趣味や不要品のリサイクル販売などを目的にホームページを作成しアクセスカウンターを拝む日々がはじまり、合わせて、Yahoo!JAPAN申請(登録)を行い、登録される日を何の疑いも無く待つ毎日でした。
しかし、アクセスカウンターは思ったように進まず、また、Yahoo!JAPANからの連絡も待てども不通でした。
ここではじめて、企業人としてみていたインターネットと本来のインターネット利用者の視点(見方)の違いを感じました。
何が正しいのか? その答えは明確で、インターネット利用者に支持されることだと気付きました。
この発見を何とか、ノウハウとして広く知ってもらえる方法は無いものかと考えました。
また、自分が持つ企業人としての技量も知って損は無いと考えました。
その結果が、「反面教師」的サイトとして、最初から知りえていた既知の事実と新たな発見をすべてモデファイし、「大失敗」と言うくくりで紹介する方法を選択しました。
実際、アクセス向上大失敗のコンテンツを構成して行く段階で、自分自身が一番勉強できたことはもちろん、「一体自分は何のためにサイトを運営しているのだろう」と言う、原稿を書かざる得ない状況にストーリーは進んでしまいました。
かなり真剣に考えました。
その結果が「アクセス数を得るため」が目的では無く、「リアクション=コミュニケーション」を確立して行くためだと、自分なりの結論を得るようになりました。
これら、自分が考えて来た内容を、赤裸々と時系列に書き下すことによって、同じような悩みを持つ、他の方々へのアドバイス(癒し)になれば、と考えました。
何故なら、そこから「コミュケーション」が生まれると確信していたからです。
長々書きましたが、このような考えから、アクセス向上大失敗は「はじまり」ました。
他のアクセス向上系サイトと、少し違った展開を見せているのも、ご質問の通り、その生い立ち(スタートアップ)の違いにあるのかもしれません。
(2)初めてホームページを作る方が最も気をつけなければならないことは何ですか。
難しい質問ですが、強いてあげるなら、ホームページの出来ばいをデザイン的な見た目で捉えないことだと思います。
初めてに関わらず、ホームページを作ると、ダサイvsカッコイイーの二極化した意見が飛び交います。
しかし、ほとんどの場合、見た目のデザインを評価しているだけです。
見た目のデザインは好き嫌いの影響が多くあります。
本来、気をつける(注意を払う)点は、見た目のデザインでは無く、内容。
内容とは訪問者の動機に応えること。
確実に言いたいこと、見せたいモノへ誘導させる構成。
故意的な「嘘」を述べない、謙虚さ。etc...
見た目のデザイン以上に労力を割くべき項目はあまりにも多いはずです。
しかし、初心者ほど「見た目」に労力を割き、それで満足する傾向が強いと思います。
(3)すでにホームページ運営の経験があるユーザーが最も気をつけなければならないことは何ですか。
上述、(2)のような内容に「気付く」ことが重要です。
その為には、より多くのサイトを観察し、自分なりの評価をしてみると良いでしょう。
どこがダメで、どこが優れているか...。
そのような目で、ご自分のサイトを今一度覗いてみたらどうでしょうか。
きっと、何かに気付くはずです。
しかし、その評価の「目」が見た目のデザインを追いかけたのでは意味がありません。
訪問者に満足感を与える=動機に応える練りこみ作業を確実にプロフィットして行くことが重要だと思います。
(4)一見よさそうなサイトだが、なかなかアクセスがのびない理由がここにあった…といった、特異なエピソードがあればお聞きしたいと思います。
具体的には遭遇していませんが、いくつか考えられる点を列挙したいと思います。
・「嘘」「誇大表現」のあるサイト −> 問題外
・商用サイトで「話言葉の多用」(本人、親しみのつもり) −> 勘違い
・バナーだらけ −> せこい印象
・とにかく、メール(マガジンなど)を送りつけてくる −> 迷惑
・企業内LAN環境でしか快適性の得られない、肥満サイト −> 裏切られた場合の反感倍増
・HTMLタグのミス −> 致命的
・管理者(運用者)のオウヘイな態度が全面露出 −> 人間性
・サーバがちょくちょくダウン -> これは意外と多いです!!
(5)アクセス向上にはさまざまな要素が関わるとは思いますが、もし3か条を上げるとしたらどうなりますか?
・明確な目的とそれを動機に来る人へ確実に応える内容重視
・来るもの拒まず、去るもの追わず、万人とコミュニケーションができる運用者の力量
・最後に宣伝活動(プロモーション)
(6)その他、アクセス向上に関わるご意見、経験など、いろいろお持ちかと思います。ご自由にお書きいただき、参考にさせていただけたらと思います。
本来、「アクセス向上」にも目的があるはずです。
売上を上げるために必要 ->でも、1万人が来ても、売るモノはそれに応えられるものなのか?
自分の主張・考えを多くの人に聞いて欲しい ->感想が頂ける代物なのか?
ただ単にノルマとか命令とか ->それで本人の評価があがるのなら?
アクセスを向上させたい目的を明確にする必要があります。
すると、不思議なことに、本来の目的を改めて発見する場合があります。
その本来の目的を確実に拾い上げて行くことで、アクセス向上に繋がるケースがあります。
つまり、アクセスを向上させたい目的で取り組む「アクセス向上」は一過性のモノで、キツイ言い方をすれば、意味の無い「アクセス向上」なのかもしれません。
私は「そんなことに労力を割くべきでは無い」と自サイトで間接的に語っています。
また、インターネットの特性を良くしっている方は、確実に訪問者をキャッチしています。
リアルタイム性、双方向性、他人のふんどしで相撲を取る(リンク)。
実にうまく、インターネットユーザの心理を掴んでいます。
このような考えを練りこんだサイト、あるいは管理者自身が、知らず知らずにそのような行動を取っておられるサイトは、確実にアクセスを稼いでいます。
「人が人を呼んでくる」フローがまわり出せば、後は分母が増えるのを黙ってみていても増えて行きます。
分母が止まった場合、はじめて、新しい戦略的要素で差別を図る(競争)必要がでてきます。
主婦サイトで日記中心にも関わらず、毎日Kヒットを続けているサイトは、「知らず知らず」のパターンが多く、「人が人を呼ぶ」フローになっているところが多いようです。
私個人としては、アクセス数100を目指すより、リアクション1件を目指すことに、重みを置いています。
(7)管理人様のプロフィールについて、掲載可能な範囲でお教えください。
運営サイト:アクセス向上大失敗 http://www.igros.net/
ハンドルネーム:IGRO'S(イグロス)
性別:男
コンピュータ暦:18年(DOSの時代〜大型、UNIX、WindowsNT、Linux etc...)
技術分野:システムインテグレーション、Webプロデュース、ネットワークインフラ、インストラクター
以下、当方Webサイトで紹介しているプロフィール(ご参考)
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